
多数のご応募ありがとうございました!
「原信太郎大賞」「横浜市長賞」
入賞作品発表
2019年4月4日、原信太郎は生誕100年を迎えました。この節目を記念して、2019年に「原信太郎大賞」「横浜市長賞」を設定し、自作の鉄道模型と原信太郎に関する論文・手紙を一般公募しました。沢山のご応募、誠にありがとうございました。見事入賞を果たした作品を一挙公開します。
原信太郎大賞鉄道模型制作の部
金賞

- 作品タイトル
- 東京市電型式 7300系連節電車
- ゲージ
- 一番ゲージ
- 制作
- 小泉 篤史
- コメント
- 原信太郎氏設計の”東京市電型式7000連節車”をモデルに、真鍮で一番ゲージの連節車を製作しました。
銀賞

- 作品タイトル
- ユニオン・パシフィック鉄道 蒸気機関車
- ゲージ
- Oゲージ
- 制作
- 大東 孝司
- コメント
- 3条ウォームの逆駆動により、テンダー内のハズミ車を高速回転させ、大きな慣性を作り出す。
単機でもスリップする。
銅賞

- 作品タイトル
- 玉電 デハ60形
- ゲージ
- Oゲージ
- 制作
- 楠居 利彦
- コメント
- 車体は紙、屋根と床板は木製。金属に近い質感となるよう、表面の仕上げを入念に行った。パンタグラフも自作。
敢闘賞

- 作品タイトル
- スイス国鉄 SBB Re4/4 Ⅱ
- ゲージ
- Oゲージ
- 制作
- 瀬戸 満雄
- コメント
- 実車写真を見ながら図面を作成。パーツ収納のためオーバースケール。車輪、インサイドギヤなど昔の3線式流用、全軸箱ベアリング入り可動、全輪集電、全真鍮製、重量2.2Kg 揺れ枕とパンタグラフの構造が分からず想像で製作。

- 作品タイトル
- JR貨物 ディーゼル機関車 DF200-901
- ゲージ
- Oゲージ
- 制作
- 藤田 毅
- コメント
- 北海道内貨物用ディーゼル機関車を参考に自作しました。
特徴のあるレッドベアーのカラーリングがOスケールで表現できたかなと考えております。

- 作品タイトル
- ジョージタウンループ鉄道 蒸気機関車
- ゲージ
- Oゲージ
- 制作
- 嶋﨑 俊一郎
- コメント
- 製作にあたって、特に苦労した点は、数枚の写真を見ながら実物に近い図面を作成することでした。写真で見えない所は想像して作りました。一般市販の部品以外は全て自作CADで部品図化し製作しました。

- 作品タイトル
- Ardelt 90t 蒸気クレーン車
- ゲージ
- Oゲージ
- 制作
- 髙井 裕介
- コメント
- 素材はすべて真鍮で組み立てました。
クレーンの駆動にあたり、滑車の潤滑が悪いと上手く動かないためよく注油してあります。また加湿器により発煙を再現しました。
横浜市長懸賞論文の部
-
金賞
- 氏名
- 小山 真澄
- タイトル
- 原信太郎氏の鉄道愛と歴史的背景
~趣味を育てたもの、趣味が拓いたもの - 学校名
- 一橋大学 3年
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銀賞
- 氏名
- 藤﨑 真生
- タイトル
- ペーパージオラマと鉄道模型
- 学校名
- 桐蔭学園高等学校 2年
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銅賞
- 氏名
- 屋身 潤
- タイトル
- 鉄道に関連づいた暴力の指摘
- 学校名
- 明治学院大学 4年
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敢闘賞
- 氏名
- 山下 承太郎
- タイトル
- 原鉄道愛のすべて
- 学校名
- 西大和学園中学校 2年
※学年は、応募当時。
横浜市長賞原信太郎への手紙の部
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金賞
- 氏名
- 岩田 龍樹
- タイトル
- 十才の僕から生誕100年の原信太郎様へ
- 学校名
- 品川区立第二延山小学校 4年
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銀賞
- 氏名
- 上野 義大
- タイトル
- 原信太郎さんへ
- 学校名
- 新宿区立落合第四小学校 3年
-
銅賞
- 氏名
- 金谷 英弦
- タイトル
- 原信太郎様へ
- 学校名
- 横浜市立桜岡小学校 5年
※学年は、応募当時。
表彰
原信太郎大賞 | 金賞 | 盾+副賞50万円 |
銀賞 | 賞状+副賞20万円 | |
銅賞 | 賞状+副賞10万円 | |
敢闘賞 | 賞状+書籍「原信太郎 鉄道模型のすべて」 | |
横浜市長賞 懸賞論文の部 |
金賞 | 盾+副賞10万円 |
銀賞 | 賞状+副賞5万円 | |
銅賞 | 賞状+副賞2万円 | |
敢闘賞 | 賞状+書籍「原信太郎 鉄道模型のすべて」 | |
横浜市長賞 原信太郎への手紙の部 |
金賞 | 盾+副賞:図書カード2万円分 |
銀賞 | 賞状+副賞:図書カード7千円分 | |
銅賞 | 賞状+副賞:図書カード3千円分 |
※「原信太郎大賞」「横浜市⾧賞」の授賞式は、9月に行う予定です。
総評
原信太郎 生誕100年企画への皆さまのご応募ありがとうございました。
原鉄道模型博物館は今年8年目を迎え、信太郎の歩んだ歴史を重ね見て応募作品からは鉄道への思いが切々と伝わるものがありました。
特に若い方々の参加を本人も大変喜んでいるのではと思います。
皆さまのメッセージ性を持った作品を拝見し、奥深い審査会となりましたが特徴のある作品の中からこれからの未来性・可能性を特に意識して審査いたしました。
次なるステージの到来を予期させてもらえる、実りある審査会であった事を報告させていただきます。
審査員を代表して皆さまのご参加に感謝申し上げます。
ありがとうございました。
原鉄道模型博物館 副館長 原健人