このたび、富士急行株式会社が創立100周年という記念すべき節目を迎えられましたことを、心よりお祝い申し上げます。
1926年の創立以来、富士急行は富士山麓の豊かな自然とともに歩み、鉄道をはじめとする多彩な事業を通じて、地域の人々の暮らしと旅を支え続けてこられました。その長きにわたる歩みに、深く敬意を表します。
当博物館に収蔵されている模型の収集・製作者である父 原信太郎は、生涯を通じて世界中の鉄道を訪ね歩き、その記録を写真や模型として残してまいりました。富士急行の沿線もその目に映った風景のひとつであり、当館にはその折に撮影した写真が今も収蔵されております。父が切り取ったその風景を、私も改めて見返しながら、100年という歴史の重みをあらためて感じております。
鉄道は人々の記憶と地域の歴史を紡ぎ、文化を育む存在です。私どもも、鉄道が生み出してきた技術や文化、そして人々の夢と憧れを未来へ伝えることを使命としております。その意味において、富士急行と私どもは同じ志を持つ仲間であると感じております。
次の100年に向け、富士急行がさらなる発展と新たな歴史を刻まれますことを、心よりお祈り申し上げます。
原鉄道模型博物館 創設者・館長 原丈人


